WordPress向けのレンタルサーバーはどれを選んでもWordPress自体は動きます。差が出るのは運用面です。ここでは判断すべき7つの基準を示したうえで、公式で確認できた数値だけを使って主要3社を比較します。当サイトはエックスサーバーを扱う非公式サイトですが、他社が有利な条件はそのまま記載します。比較の全体像は比較ピラーをご覧ください。

✓先に結論:用途で決まる
エックスサーバーこんな人
  • アクセスが増える前提のブログ・メディア(転送量無制限)
  • 22年の運用実績と情報量の多さを重視する
  • 電話サポートがある安心感を求める初心者
他社が有利になる場合こんな人
  • 3年総額を最優先(ロリポップ!スタンダードが21,780円で最安)
  • 月額を少しでも下げたい(ConoHa WINGが月678円でわずかに安い)
  • とにかく初期コストを抑えたい(ロリポップ!ライトは3年11,880円)
エックスサーバーをキャンペーン価格で申し込む 11/4(水)17:00まで 最大30%オフ ・ 10日間無料お試し

WordPress向けサーバーを選ぶ7つの基準

料金だけで選ぶと、運用を始めてから困ることがあります。次の7点で比較してください。

#基準なぜ重要か
1簡単インストール機能技術的な作業なしでWordPressを設置できるか
2転送量の制限アクセスが増えたとき追加料金や制限がかかるか
3自動バックアップと復元費用プラグイン更新でサイトが壊れたとき戻せるか
4独自ドメイン無料特典年1,000〜2,000円のドメイン代が浮くか
5サポート体制電話があるか、受付時間はいつか
6運用実績サービス終了によるサーバー移転リスク
73年総額月額ではなく総額で比べる

特に見落とされやすいのが③バックアップの復元費用と②転送量です。復元が有料のサービスもあり、いざというときに費用が発生します。転送量に上限があると、記事が伸びたタイミングで制限がかかることがあります。

3社の比較(確認済みの数値)

公式で確認できた項目のみを掲載します。

項目エックスサーバー スタンダードConoHa WING ベーシックロリポップ! ハイスピード
月額(36ヶ月)693円678円660円
3年総額24,948円24,408円23,760円
初期費用0円0円0円
容量500GB(NVMe)500GB(SSD)700GB
転送量無制限無制限無制限
無料ドメイン2つ(24ヶ月以上)2つ2つ
自動バックアップ14日分・復元無料無料無料
無料お試し10日間なし10日間
途中解約返金なし途中解約不可・一括前払い公式に記載を確認できず
電話サポートあり(平日日中)あり(受付時間は公式に記載なし)スタンダード以上
サービス開始2003年公式に開始年の記載を確認できず公式表記で「運営実績25年」

出典:各社公式サイトの料金ページ・機能ページ(2026年9月3日確認・税込)。エックスサーバーは2026年11月4日17:00まで、ConoHa WINGは2026年10月22日16:00までのキャンペーン価格。ConoHa WINGの自動バックアップは14日分(1日1回)、ロリポップは7世代でハイスピード以上は無料です。

数字から言えること

価格差はごくわずかです。エックスサーバーとConoHa WINGの3年総額の差は540円、月あたり約15円。この差で選ぶ理由にはなりません。

より安い選択肢もあります。ロリポップ!スタンダードは3年21,780円ですが、無料ドメイン特典と電話サポートの条件が異なります。ライトプランは3年11,880円とさらに安い一方、容量350GB・自動バックアップ無料なし・電話サポートなしという条件になります。

お試しの有無は差が出ます。ConoHa WINGには無料お試しがないため、契約前に管理画面を触ることができません。初めてサーバーを契約する人にとっては、この違いは小さくありません。

各社の詳しい比較はConoHa WINGとの比較、ロリポップ!との比較にまとめています。

11/4(水)17:00まで
エックスサーバー スタンダード 月693円〜(36ヶ月契約・総額24,948円)
10日間無料お試し ・ 初期費用0円 ・ 独自ドメイン2つ永久無料

用途別の結論

ブログ・メディアを育てる場合

転送量無制限を優先してください。記事が増えてアクセスが伸びたときに、制限や追加料金がかからないことが重要になります。エックスサーバーは転送量無制限で、この点は明確です。

また、途中解約の条件も確認してください。ConoHa WINGは一括前払いで途中解約不可とされています。長く続ける確証がない段階では、この条件は不利に働きます。

企業・店舗のホームページ

サポート体制と運用実績を重視してください。担当者がWebに詳しくない場合、電話で相談できることの価値は大きくなります。

またサービスが終了するとサーバー移転が必要になり、業務が止まります。22年の運用実績と250万サイトという規模は、この観点での判断材料になります。作成手順はホームページの作り方にまとめています。

複数サイトを運営する

マルチドメインとデータベースが無制限かを確認してください。エックスサーバーはどちらも無制限で、1契約に複数のWordPressを設置できます。サイトを増やすたびに契約を追加する必要がありません。

とにかくコストを抑えたい

素直に他社のほうが安くなります。ロリポップ!のライトプラン(3年11,880円)なら、エックスサーバーの半分以下です。容量350GB・電話サポートなし・自動バックアップ無料なしという条件を許容できるなら、合理的な選択です。

当サイトはエックスサーバーを扱っていますが、コスト最優先なら他社が安いという事実は変わりません。予算が限られている段階で無理に高いプランを選ぶ必要はなく、規模が大きくなってから移行するという進め方もあります。

速度で選ぶべきか

「WordPressが速いサーバー」という比較をよく見かけますが、実務的には優先度は高くありません。

理由は2つあります。

  1. この価格帯では差がつきにくい。主要各社が高速化の仕組みを備えており、公開仕様の上で明確な優劣はつきません。

  2. 表示速度の大部分はサイト側で決まる。圧縮していない画像、プラグインの入れすぎ、重いテーマ。これらのほうが影響が大きく、サーバーを変えても解決しません。

エックスサーバーは第5世代AMD EPYC・NVMe SSDのRAID10・nginx・HTTP/2という構成ですが、それでもサイト側の最適化のほうが効きます。詳しくは速度の記事と遅いときの記事をご覧ください。

WordPress簡単インストールの入力画面
「WordPressを追加」を押すと開く入力欄。サイトURL・ブログ名・ユーザー名・パスワード・メールアドレスを入力する(2026年10月9日撮影。ドメイン名などはぼかしています)。

あとから変更できるか

サーバーは変更できますが、次の作業が発生します。

  1. 移行先のサーバーを契約する
  2. WordPressのデータを移行する
  3. 動作を確認する
  4. ネームサーバーを切り替える
  5. 反映を待つ(数時間〜72時間、この間表示が不安定)
  6. 旧サーバーを解約する

切り替え中はサイトの更新を控える必要があり、表示が不安定になる期間も生じます。手間を考えると、最初にある程度長く使えるところを選ぶほうが現実的です。

移行の手順はWordPressの記事、ネームサーバーの切り替えはネームサーバーの記事にまとめています。

まとめ

WordPress向けのレンタルサーバーは、どれを選んでもWordPress自体は動きます。差が出るのは転送量、バックアップの条件、サポート、運用実績といった運用面です。

3年総額ではロリポップ!スタンダードが21,780円で最安、次いでロリポップ!ハイスピード 23,760円、ConoHa WING 24,408円、エックスサーバー 24,948円。高性能帯の3社の差は最大でも月33円程度で、価格だけで選ぶ意味はほとんどありません。

アクセスが増える前提のブログ・メディアなら転送量無制限、企業サイトならサポートと運用実績、コスト最優先なら他社の低価格プランという判断になります。

各社の詳細はConoHa WINGとの比較、ロリポップ!との比較、料金の全体像は料金ピラー、WordPressの始め方はWordPressの始め方をご覧ください。