WordPressでブログを始める手順を、続けられる形にすることを軸に解説します。開設自体は1時間もかかりません。難しいのはそのあとで、多くの人は「何を書くか決まらない」「デザインで止まる」「3記事で止まる」のいずれかでつまずきます。ここでは開設手順に加えて、その3つを避けるための準備までを扱います。WordPress全般の始め方はWordPressの始め方をご覧ください。

開設より前に決めておくこと:①ジャンル(自分が継続して書ける分野)、②ドメイン名(あとから変えられない)。この2つだけです。テーマもデザインもあとから変更できるので、開設前に悩む必要はありません。悩む順番を間違えると、開設したまま止まります。

開設前に決める2つのこと

1. ジャンルを決める

自分が継続して書ける分野を選んでください。ここを収益性だけで決めると、書くことがなくなって止まります。

判断の目安は次の3点です。

  • 実際に経験したことがあるか。経験がある分野は、他の人が書けない具体的な内容を書けます
  • 継続的に情報が入ってくるか。仕事や趣味で日常的に触れる分野なら、ネタが尽きません
  • 読者の疑問が想像できるか。何に困っているか分からない分野は書き続けられません

収益性の高いジャンルは競合も強く、経験や実績がないと上位表示は困難です。自分が語れる範囲から始めて、あとから広げるほうが現実的です。

2. ドメイン名を決める

あとから変更できません。正確には別のドメインを取り直すことになり、それまでの記事のURLがすべて変わります。

  • 短く、読みやすい
  • ジャンルやサイト名と関係がある
  • ハイフンや数字を多用しない
  • .com を優先する(無料特典の対象)

特定の商品名を入れると、ジャンルを広げるときに窮屈になります。少し広めの名前にしておくと、あとから方向転換できます。

開設の手順

  1. 1
    サーバーを契約する
    契約期間は12ヶ月以上を選ぶ。3ヶ月・6ヶ月は割引も無料ドメイン特典もない。エックスサーバーなら36ヶ月で月693円、12ヶ月で月990円
  2. 2
    クイックスタートでWordPressまで一度に設置する
    申込フォームでドメイン取得・WordPress設置・SSL設定まで完了する。手順はクイックスタートの記事へ。契約後に設置する場合は簡単インストールを使う
  3. 3
    初期設定を済ませる
    記事を書く前にパーマリンクを決める。あとから変えると全記事のURLが変わる。詳細は初期設定チェックリストへ
  4. 4
    テーマを選ぶ
    無料テーマで十分。あとから変更できる。ここで何時間も悩まない
  5. 5
    最低限のページを作る
    プロフィール、問い合わせ先、プライバシーポリシー。信頼性の面でも、広告を扱う場合の要件としても必要になる
  6. 6
    カテゴリを3〜5個決める
    扱うテーマを整理する。増やせるが、最初に方向性を決めておくと記事が散らばらない
  7. 7
    最初の記事を公開する
    完璧を目指さない。公開してから直せるのがWordPressの利点
WordPressのブロックエディタで記事を編集している画面
ブロックエディタで記事を編集している画面。本文は段落・見出しなどのブロック単位で追加し、右側のパネルで公開状態やカテゴリーを設定する(WordPress公式のお試し環境「WordPress Playground」で撮影、2026年10月10日)。

費用の考え方

ブログは初期投資を抑えて始められます。

項目費用必須か
サーバー代月693円〜必須
ドメイン代無料特典の対象必須(実質0円)
WordPress0円必須
無料テーマ0円—
有料テーマ数千円〜不要(あとから検討)
有料プラグイン数千円〜不要

出典:エックスサーバー公式料金ページ(2026年9月3日確認・税込)。36ヶ月契約のキャンペーン価格は2026年11月4日17:00まで。

最初から有料テーマを買う必要はありません。記事がない状態でデザインを整えても、読む人がいないからです。20〜30記事書いて、続けられる見込みが立ってから検討しても遅くありません。

料金の詳細は料金ピラー、契約期間ごとの総額比較もそこにまとめています。

続けるための型を作る

開設後に止まる人が多いので、続けやすくする工夫を挙げます。

記事の型を決める

毎回ゼロから構成を考えると、書くのに時間がかかります。型を1つ決めておくと負担が減ります。

一般的な型の例:

  1. 結論を最初に書く
  2. その理由を説明する
  3. 具体例や手順を示す
  4. 注意点・向かない場合を書く
  5. まとめる

読者は「答えを早く知りたい」ので、結論を先に書く形は読まれやすくなります。

書く頻度を決めすぎない

「毎日更新」を目標にすると、達成できない日が続いたときに止まります。週1本でも続けるほうが、3日で燃え尽きるより成果が出ます。

完璧を目指さない

公開してから直せます。誤字も、構成の不備も、あとから修正できます。公開しないと何も始まらないので、7割の完成度で出してください。

数字を見すぎない

開設直後はアクセスがほぼありません。検索エンジンに評価されるまでには時間がかかります。最初の数ヶ月はアクセス解析を見る頻度を減らすほうが、精神的に続けやすくなります。

収益化を考える場合

広告やアフィリエイトを扱う場合、押さえておく点があります。

1. 必要なページを用意する:プライバシーポリシー、運営者情報、問い合わせ先。広告サービスの審査でも求められることがあります。

  1. 広告であることを明示する:広告や紹介リンクを含む記事では、その旨を分かるように記載する必要があります。ステルスマーケティングは規制の対象です。

  2. 正確な情報を書く:料金や仕様は出典と確認日を明記し、事実と異なる記載をしないでください。信頼を失うだけでなく、規約違反になる場合があります。

  3. デメリットも書く:良いことだけ書かれた記事は読者に見抜かれます。向かない人・条件も正直に書くほうが、結果的に信頼されます。

当サイトも紹介プログラムを利用しています。だからこそ、他社が有利な条件はそのまま記載する方針を取っています。読者にとって役に立たない記事は、結局読まれません。

つまずきポイントと対処

つまずき対処
ジャンルが決まらない自分が経験したことから選ぶ。収益性で選ばない
デザインで止まる無料テーマで進める。あとから変更できる
何を書けばいいか分からない自分が過去に検索したことを書く
3記事で止まる頻度を下げる。週1本でも続けるほうが良い
アクセスが来ない数ヶ月かかる前提で見る。短期で判断しない
プラグインを入れすぎた使っていないものは削除する。サイトが重くなる

まとめ

WordPressブログを始めるのに、開設前に決めるべきなのはジャンルとドメイン名の2つだけです。テーマもデザインもあとから変更できるので、ここで悩んで止まる必要はありません。

開設自体は、クイックスタートを使えば1時間もかかりません。難しいのは続けることのほうなので、記事の型を決める・頻度を決めすぎない・完璧を目指さないという3点を意識してください。

収益化を考えるなら、必要なページの用意と、広告であることの明示、正確な情報の記載が前提になります。デメリットも書くほうが、結果的に読者に信頼されます。

WordPress全般の始め方はWordPressの始め方、エックスサーバーでのブログ開設手順はブログの始め方、初期設定は初期設定チェックリストをご覧ください。