副業としてブログを始める場合、開設手順そのものは普通のブログと同じです。違うのは、始める前に確認すべきこと(就業規則)と、続けるための設計(限られた時間での運営)、そして収益が出たときの手続き(確定申告)があることです。ここではその3点を中心に解説します。ブログ全般の始め方はブログの始め方をご覧ください。

始める前に必ず就業規則を確認してください。副業が禁止されている、または届出が必要な会社は少なくありません。ここを確認せずに始めると、収益が出たあとで問題になります。確認して問題がなければ、あとは続けられる頻度を決めることが最大の課題になります。

始める前に確認すること

1. 就業規則

自社で副業が認められているかを最初に確認してください。認められている場合でも、届出が必要、競合他社に関わる内容は不可、といった条件が付いていることがあります。

規則が曖昧な場合は、人事部門に確認するのが確実です。「趣味のブログを書きたい」という相談であれば、多くの場合は問題になりません。

副業が禁止されている状態で隠して行うと、収益が出たあとで発覚したときのリスクが大きくなります。就業規則違反として処分の対象になる可能性もあります。当サイトでは「ばれない方法」を案内することはできません。まず規則を確認してください。

2. 本業との関係

ブログに書く内容が本業と関わる場合、次の点に注意が必要です。

  • 会社の機密情報を書かない。取引先の情報、社内の数値、未公開の情報は書けません
  • 競合になる内容を避ける。会社の事業と直接競合する内容は、規則で禁止されていることがあります
  • 会社名を出すかどうか。出すなら、会社の見解ではなく個人の意見であることを明示してください

本業で得た一般的な知識や経験を書くこと自体は、多くの場合問題になりません。むしろその分野の経験があることが、記事の説得力になります。

3. 使える時間

正直に見積もってください。1本の記事を書くのに数時間かかります。週にどれだけ時間を確保できるかで、現実的な更新頻度が決まります。

副業ブログに向くジャンル

限られた時間で書くため、調べる時間が少なくて済む分野が有利です。

本業の経験を活かせる分野:すでに知識があるため、調べる時間が短くて済みます。ただし機密情報は書けません。

趣味・生活の中で継続的に情報が入る分野:日常的に触れているため、ネタが尽きにくくなります。

自分が実際に経験したこと:経験談は他の人が書けない内容になります。

逆に、まったく知識のない分野を調べながら書くのは、時間がかかるうえに記事が薄くなりがちです。副業として取り組むなら避けたほうが無難です。

開設の手順

  1. 1
    就業規則を確認する
    副業が認められているか、届出が必要か。ここを飛ばさない
  2. 2
    ジャンルとドメイン名を決める
    ドメイン名はあとから変更できない。本名や会社を推測できる名前を避けたい場合は、この段階で考える
  3. 3
    サーバーを契約する
    契約期間は12ヶ月以上。3ヶ月・6ヶ月は割引も無料ドメインもない
  4. 4
    クイックスタートでWordPressまで設置する
    申込と同時に完了する。手順はこちら。まとまった時間が取れない場合、この方法がいちばん短時間で終わる
  5. 5
    初期設定と必要ページを作る
    パーマリンク設定、運営者情報、問い合わせ先、プライバシーポリシー。初期設定チェックリストを参照
  6. 6
    無理のない頻度を決める
    週1本でも構わない。守れる頻度にすることが継続の条件
  7. 7
    記録を残しながら運営する
    収入と経費(サーバー代など)の記録を残す。確定申告が必要になったときのため
WordPressの投稿一覧画面
「投稿」→「投稿一覧」。公開済み・下書きの記事が並び、ステータスや日付を一目で確認できる(WordPress公式のお試し環境「WordPress Playground」で撮影、2026年10月10日)。

費用と経費の記録

副業として運営する場合、かかった費用は記録しておいてください。

項目費用
サーバー代(36ヶ月契約)月693円
サーバー代(12ヶ月契約)月990円
ドメイン代無料特典の対象
WordPress0円

出典:エックスサーバー公式料金ページ(2026年9月3日確認・税込)。キャンペーン価格は2026年11月4日17:00まで。

Xserverアカウントから領収書を発行できます。収益が出て確定申告が必要になったとき、証憑がないと経費として計上できません。発行方法は領収書の記事、勘定科目の一般的な考え方は勘定科目の記事にまとめています。

経費として計上できるかどうか、家事按分が必要かどうかといった判断は、事業の実態によって変わります。具体的な処理は税理士または所轄の税務署にご確認ください。当サイトは税務の専門家ではありません。

確定申告について

収益が出た場合、確定申告が必要になることがあります。

一般に、給与所得以外の所得が一定額を超える場合に申告が必要とされています。ただし、金額の基準、所得の計算方法、住民税の扱いは個々の状況によって異なります。

当サイトでは具体的な金額や手続きの判断を行いません。国税庁の案内を確認するか、税理士にご相談ください。

準備としてできるのは、収入と経費の記録を最初から残しておくことです。あとからまとめて整理しようとすると、領収書が見つからない、記録が残っていないという状態になります。

限られた時間で続ける設計

副業でいちばん難しいのは、本業と両立させることです。

頻度は「守れる数」にする

週1本でも、続ければ1年で50本以上になります。毎日更新を目指して3日で止まるより、週1本を1年続けるほうが成果が出ます。

隙間時間を使う

まとまった時間が取れなくても、次のように分割できます。

  • 通勤時間:スマホで構成を考える、下書きをメモに書く
  • 昼休み:情報を集める
  • 帰宅後:30分だけ書く
  • 休日:まとめて仕上げて公開する

スマホだけで書く方法はスマホでブログを始めるにまとめています。

記事の型を決める

毎回構成から考えると時間がかかります。結論→理由→具体例→注意点→まとめという型を1つ決めておくと、書き始めるまでの時間が短くなります。

完璧を目指さない

公開してから直せます。7割の完成度で公開することを優先してください。副業では時間が最大の制約なので、完璧主義は続かない原因になります。

成果を急がない

検索エンジンに評価されるまでには時間がかかります。半年から1年は成果が出ない前提で取り組んでください。生活費を当てにする計画は立てないほうが安全です。

収益化する場合の注意

広告やアフィリエイトを扱う場合、守るべきルールがあります。

広告であることを明示する:広告を隠して宣伝する行為(ステルスマーケティング)は景品表示法の規制対象です。

事実と異なる表現を書かない:根拠のない「No.1」「最安」といった表現、効果を保証する書き方は法令違反になり得ます。

必要なページを用意する:運営者情報、問い合わせ先、プライバシーポリシー。ASPの審査でも求められます。

詳しくはアフィリエイトブログの始め方にまとめています。

まとめ

副業としてブログを始める場合、まず就業規則を確認してください。副業が禁止されている、または届出が必要な会社は少なくありません。ここを飛ばして始めると、収益が出たあとで問題になります。

開設手順そのものは普通のブログと同じで、クイックスタートを使えば短時間で終わります。難しいのは本業と両立させながら続けることです。

続けるコツは守れる頻度にすること。週1本でも1年で50本以上になります。隙間時間を使い、記事の型を決め、完璧を目指さない。この4点で継続の可能性が大きく変わります。

収益が出た場合の確定申告については、記録を最初から残しておいてください。具体的な判断は税理士または所轄の税務署にご確認ください。

ブログ全般の始め方はブログの始め方、収益化の準備はアフィリエイトブログの始め方、経費の記録は領収書の記事をご覧ください。