さくらのレンタルサーバとエックスサーバーは、どちらも長期にわたって運営されている国内のレンタルサーバーです。事業の継続性という点ではどちらを選んでも大きな不安はなく、判断は用途で分かれます。ここでは比較できる項目を整理し、用途別の結論を示します。当サイトは非公式サイトで、数値は公式で確認できたものだけを掲載する方針のため、両社とも公式ページで確認した値だけで比べています。比較の全体像は比較ピラーをご覧ください。

✓先に結論:用途で決まる
エックスサーバーこんな人
  • WordPressでブログ・企業サイトを運営する
  • 転送量を気にせずアクセス増加に対応したい
  • 簡単インストール・簡単移行など、WordPress向け機能を使いたい
さくらのレンタルサーバこんな人
  • メール利用が中心で、低価格プランを探している
  • すでにさくらの他サービスを使っていて管理をまとめたい
  • 必要なスペックが小さく、コストを最優先する
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比較表(確認できた項目)

両社の公式ページで確認した値です。さくらは複数プランがあるため、エックスサーバーのスタンダードと比べられる「スタンダード」を並べています。

項目エックスサーバー(スタンダード)さくらのレンタルサーバ
月額(36ヶ月)693円500円
3年総額24,948円18,000円
初期費用0円無料
容量500GB(NVMe)300GB(SSD)
転送量無制限公式の機能比較表に項目なし(同時アクセス数のリソース制限あり。「リソースブースト」で一時的に緩和可能)
マルチドメイン無制限200個(スタンダード)
メールアカウント無制限無制限
無料独自SSLありあり(Let’s Encrypt)
自動バックアップ14日分・復元無料バックアップ&ステージング機能あり
無料お試し10日間14日間
独自ドメイン永久無料12ヶ月以上で1つ、24ヶ月以上で2つ公式の料金ページに記載なし
CDN記載なし月100GBまで無料
サポートメール24時間受付・電話は平日日中チャット・メール・コールバックを24時間365日受付

出典:エックスサーバー公式・さくらインターネット公式の各料金ページ(2026年9月5日確認・税込)。エックスサーバーのキャンペーン価格は2026年11月4日17:00まで。さくらの月額は36ヶ月一括契約時の月額換算です。

さくらのレンタルサーバのプランは、ライト(100GB)・スタンダード(300GB)・ビジネス(600GB)・ビジネスプロ(900GB)です。以前あった「プレミアム」は2024年4月1日で新規提供を終了しているので、古い比較記事を見るときは注意してください。12ヶ月契約で比べると、さくらのスタンダードは月550円、エックスサーバーのスタンダードは月990円(キャンペーン価格)です。

3年総額はさくらのほうが6,948円安くなります。ただし条件は同じではありません。容量は300GBと200GB少なく、公式の料金ページに独自ドメイン永久無料の記載がありません。独自ドメインを別途取得すると年1,000〜4,000円程度かかるため、3年で3,000〜12,000円が上乗せされる計算になります。ドメイン代を含めると、価格差はほぼ消えるか逆転します。

一方でサポートの受付体制はさくらのほうが広くなっています。チャット・メール・コールバックを24時間365日受け付けており、エックスサーバーの電話サポートは平日の日中のみです。夜間や休日にサイトを触ることが多い方は、この差が効いてきます。

エックスサーバー側の確定情報

比較の土台として、エックスサーバー側で確認できている内容を整理します。

サーバー構成:第5世代AMD EPYC、NVMe SSDのRAID10、nginx、HTTP/2。共用レンタルサーバーとしては上位クラスの構成です。

無制限の項目:転送量、マルチドメイン、サブドメイン、メールアカウント、MySQLデータベース。サイトを増やしても追加費用がかかりません。

容量:スタンダード500GB/プレミアム600GB/ビジネス700GB(すべてNVMe)。

料金:スタンダードプランの通常月額は12ヶ月1,100円、36ヶ月990円。キャンペーン期間中(2026年11月4日17:00まで)は12ヶ月990円、36ヶ月693円。

特典:独自ドメイン永久無料(12ヶ月以上で1つ、24ヶ月以上で2つ)、初期費用0円、10日間無料お試し、自動バックアップ14日分・復元無料。

実績:2003年サービス開始、運用サイト数250万件、稼働率99.99%以上。

これらの詳細は料金ピラーとできること一覧にまとめています。

エックスサーバー公式の料金表
公式サイトの料金表。12・24・36ヶ月契約にキャンペーン価格が適用され、3・6ヶ月は割引なし(2026年10月9日撮影)。

用途別の考え方

上の比較表を踏まえると、用途で選ぶべき方向ははっきり分かれます。

WordPressでブログ・企業サイトを運営する

エックスサーバーが有力です。WordPress簡単インストール、簡単移行、転送量無制限、NVMe SSDという条件が揃っており、アクセスが増えていく前提のサイトに向いています。

特に効くのが転送量無制限です。記事が伸びてアクセスが増えたとき、転送量の制限を気にせずに済みます。収益化を目指すブログでは、この点が実務上の安心材料になります。

メール中心で使う

用途によってはさくらも選択肢です。メールだけが目的で、Webサイトを持たない、あるいは小規模なサイトで足りる場合、低価格帯のプランで十分なことがあります。

ただしエックスサーバーもメールアカウント無制限・Webメール標準搭載で、追加費用なしで独自ドメインメールを運用できます。サイトも並行して運営するなら、まとめてしまうほうが管理は楽です。使い方はWebメールの記事へ。

コストを最優先する

さくらが有利です。スタンダードでも3年総額18,000円とエックスサーバーより安く、さらに小規模サイト向けの「ライト」プラン(容量100GB、12ヶ月以上の一括払いのみ)もあります。ただし独自ドメインは別途費用がかかり、ライトは機能も絞られるため、何を諦めるかを確認してから決めてください。

料金の考え方は「高い?」の検証記事で、他社との3年総額を比較しています。

11/4(水)17:00まで
エックスサーバー スタンダード 月693円〜(36ヶ月契約・総額24,948円)
10日間無料お試し ・ 初期費用0円 ・ 独自ドメイン2つ永久無料

老舗2社という共通点

どちらを選んでも共通して言えることがあります。

事業継続性のリスクが低い。レンタルサーバーは契約が続く限りデータを預け続けるサービスです。事業が終了すればサーバー移転が必要になり、大きな手間が発生します。長期運営されている会社を選ぶこと自体が、このリスクを下げます。

サポート体制がある。新興サービスではサポートがメールのみ、返答に日数がかかるということもありますが、老舗2社はいずれもサポート窓口を持っています。エックスサーバーはメール24時間受付、電話は平日日中です。

情報が多い。利用者が多いサービスは、トラブルの解決方法がインターネット上に蓄積されています。困ったときに自力で調べられる量が違います。

乗り換えを検討している場合

すでにどちらかを使っていて、乗り換えを考えている方への注意点です。

現状に明確な不満がなければ、乗り換える必要はありません。移行にはデータ移行・DNS切り替え・動作確認の手間がかかり、切り替え中にサイトが表示されない時間が発生する可能性もあります。「なんとなく速そうだから」という理由での移行は、労力に見合わないことが多いです。

乗り換えを検討すべきなのは、次のような場合です。

  1. 転送量の制限に達している。アクセスが増えて制限がかかるなら、無制限のサービスへの移行に意味があります
  2. 容量が足りない。画像や動画が増えて上限に近づいている場合です
  3. 表示速度に問題がある。ただし先に遅いときの記事の対処を試してください。サイト側の問題であることが多いです
  4. サポートで解決できない問題が続いている

移行する場合は、エックスサーバーの「WordPress簡単移行」機能が使えます。さくらからの具体的な手順(ネームサーバーの変更場所、ドメインをさくらに残すか移管するか、さくら側の解約)はさくらからエックスサーバーへの移行手順にまとめています。

まとめ

さくらのレンタルサーバとエックスサーバーは、どちらも長期運営の実績がある国内サービスです。WordPressサイトの運営が中心ならエックスサーバー、メール中心や低価格プランを求めるならさくらのレンタルサーバが選択肢に入ります。

価格だけならさくらが安く、ドメイン代・容量・WordPress向け機能まで含めるとエックスサーバー、というのが確認できた数値からの結論です。他社とも比べたい方はConoHa WINGとの比較とロリポップ!との比較もご覧ください。

エックスサーバーの料金の全体像は料金ピラー、評判は評判のまとめ、今月の割引条件はキャンペーン最新情報にまとめています。