ラッコサーバーとエックスサーバーの比較で判断材料になるのは、「既存ツールとの連携を取るか、サーバーとしての条件を取るか」です。ブログ運営者向けのツールを提供している会社のサーバーを使うと管理がまとまる一方、サーバーそのものの条件(転送量・バックアップ・実績)は別途確認が必要になります。当サイトは非公式サイトで、公式に確認できた数値だけを掲載する方針です。比較の全体像は比較ピラーをご覧ください。
- アクセスが増える前提のブログ・メディア(転送量無制限)
- 複数サイトを1契約で運営したい(マルチドメイン無制限)
- 22年の運用実績と情報量の多さを重視する
- すでに同社のブログ運営ツールを日常的に使っている
- 管理画面と請求をまとめたい
- サーバーとしての条件を確認したうえで納得できる
ツールとサーバーをまとめる意味
まず前提を整理します。ブログ運営ツールとサーバーは、別々の会社でも問題なく使えます。
キーワード調査ツールやサイト分析ツールは、サーバーとは独立して動くものがほとんどです。同じ会社にまとめる利点は、管理面に限られます。
| まとめる | 別々 | |
|---|---|---|
| 管理画面 | 1つにまとまる可能性 | それぞれ |
| 請求 | まとまる | 別々 |
| サーバーの条件 | その会社のものに固定される | 条件で選べる |
| ツールの選択肢 | その会社のものに固定される | 用途で選べる |
運用上の影響が大きいのはサーバー側の条件です。転送量に上限があってアクセス増加時に制限がかかる、バックアップの復元が有料といった条件は、日々の運営に直接効いてきます。管理画面が1つにまとまる利点と比べて、どちらを優先するかを考えてください。
比較表(確認できた項目)
現時点で公式に確認できている項目です。空欄は当サイトで検証中です。
| 項目 | エックスサーバー(スタンダード) | ラッコサーバー |
|---|---|---|
| 月額(36ヶ月) | 693円 | 743円 |
| 3年総額 | 24,948円 | 26,748円 |
| 初期費用 | 0円 | 無料 |
| 容量 | 500GB(NVMe) | 400GB(SSD) |
| vCPU/メモリ | 非公開 | 6コア/8GB |
| 転送量 | 無制限 | 目安24TB/月 |
| マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
| 自動バックアップ | 14日分・復元無料 | 30日分・復元無料 |
| 無料お試し | 10日間 | 30日間 |
| 独自ドメイン無料 | 12ヶ月以上で1つ、24ヶ月以上で2つ | 12ヶ月以上で1つ(.com/.net/.jp) |
| サポート | メール24時間受付・電話は平日日中 | 問い合わせフォームのみ(平日10:00〜19:00) |
| コントロールパネル | 独自 | cPanel |
出典:エックスサーバー公式・ラッコサーバー公式の各料金ページ(2026年9月5日確認・税込)。エックスサーバーのキャンペーン価格は2026年11月4日17:00まで。ラッコサーバーの月額は36ヶ月契約(40%OFF適用)時の月額換算です。
3年総額の差は1,800円、月あたり50円です。この程度の差なら、価格ではなく条件で選んで構いません。
条件で見るとラッコサーバーが有利なのは、お試し期間(30日間)とバックアップの保持期間(30日分)です。どちらもエックスサーバーの3倍前後あります。
逆に、ラッコサーバーには電話サポートがありません。公式の機能一覧では、カスタマーサポートは「お問い合わせフォーム(平日営業時間10:00〜19:00)」と記載されています。自力で解決するのが不安な方、急いで解決したい場面がある方は、この点を契約前に確認してください。
ブログ運営者が確認すべき5項目
ブログを育てる前提で、サーバー選びの基準を整理します。
1. 転送量の上限
記事が伸びたときに制限がかからないかです。アクセスが増えるのは狙っていた結果なので、そのタイミングで制限や追加料金が発生するのは避けたいところです。エックスサーバーは転送量無制限です。
2. マルチドメイン・データベースの数
ブログを1つ運営していると、たいてい2つ目を作りたくなります。マルチドメインとデータベースが無制限なら、1契約で複数のWordPressを設置できます。サイトを増やすたびに契約を追加する必要がありません。
3. 自動バックアップと復元費用
プラグインの更新でサイトが壊れることは実際に起きます。無料で戻せるかどうかを確認してください。エックスサーバーは14日分を保持し、復元は無料です。
4. 独自ドメイン無料特典
ドメイン代は年1,000〜2,000円程度です。複数サイトを運営するなら、無料になる数も判断材料になります。条件は無料ドメインの記事にまとめています。
5. 運用実績
サービスが終了するとサーバー移転が必要になります。記事が積み上がっているブログほど、移転の手間とリスクは大きくなります。
サイト売買を視野に入れる場合
ブログを育てて売却する可能性を考えている場合の観点です。
サーバーの選択は、売却のしやすさにほとんど影響しません。一般的には、WordPressのデータをエクスポートして買い手のサーバーへ移す形になるため、どのサーバーを使っていても対応できます。
売却時に評価されるのは次のような要素です。
- 記事の内容と量
- アクセス実績(安定して続いているか)
- 収益実績
- ドメインの状態(取得時期、被リンク、ペナルティの有無)
- 更新の継続性
サーバー選びより、ドメインを自分で管理しているかのほうが重要です。無料ドメイン特典で取得したドメインは、サーバーを解約すると更新料が自己負担になり、移管には1年分の更新料がかかります。売却時に移管が発生する可能性を考えると、この条件は把握しておいたほうがよいでしょう。
エックスサーバー側で確認できている条件
料金:スタンダードプランの通常月額は12ヶ月1,100円、36ヶ月990円。キャンペーン期間中(2026年11月4日17:00まで)は12ヶ月990円、24ヶ月836円、36ヶ月693円。3ヶ月1,320円・6ヶ月1,210円は割引対象外です。
無制限の項目:転送量、マルチドメイン、サブドメイン、メールアカウント、MySQLデータベース。
サーバー構成:第5世代AMD EPYC、NVMe SSDのRAID10、nginx、HTTP/2。容量はスタンダード500GB。
特典:初期費用0円、10日間無料お試し、自動バックアップ14日分・復元無料、無料独自SSL、独自ドメイン永久無料。
制約:途中解約の返金なし、キャンペーン価格は更新時に適用されない、3〜6ヶ月契約は割引・無料ドメインの対象外。
実績:2003年サービス開始、運用サイト数250万件、稼働率99.99%以上。
制約を含めた詳細はデメリット記事にまとめています。
まとめ
ラッコサーバーとエックスサーバーの比較では、ツール連携の利便性とサーバーとしての条件のどちらを優先するかが判断軸になります。ツールとサーバーは別々の会社でも問題なく使えるため、まとめることは必須ではありません。
ブログを育てる前提なら、転送量の上限・マルチドメインの数・バックアップの復元費用・運用実績の4点を確認してください。特に転送量は、アクセスが伸びたタイミングで効いてくる条件です。
サイト売買を視野に入れる場合も、サーバーの選択が売却に与える影響は限定的です。それより記事の内容とアクセス実績、ドメインの管理状態のほうが重要になります。
ラッコサーバーの料金・仕様については、当サイトで公式情報を確認したうえで順次このページに追記します。数値の揃った比較を先にご覧になりたい方は、確認済みのConoHa WINGとの比較、ロリポップ!との比較、WordPress向けサーバー比較をどうぞ。ブログの始め方はWordPressブログの始め方にまとめています。