サーバーにMODを入れるとき、もっとも多い失敗はバージョンの不一致です。マインクラフト本体、MODを動かす仕組み、個々のMOD。この3つのバージョンが揃っていないと起動しません。さらに参加者側にも同じMODが必要になることが多く、ここを見落とすと「自分は入れたのに誰も繋がらない」という状態になります。ここでは手順と注意点を整理します。VPS全般はVPSピラーをご覧ください。
先に確認する3点
MODを入れる前に、この3つを確認してください。| # | 確認すること | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 1 | 参加者全員が同じMODを入れられるか | 入れないと接続できないことがある |
| 2 | メモリに余裕があるか | MODで大きく増える |
| 3 | バックアップの取り方 | 失敗したときに戻すため |
①参加者側にも必要
多くのMODは、サーバーと参加者の両方に同じものを入れる必要があります。
| MODの種類 | 参加者側 |
|---|---|
| ゲーム内容を変えるもの | 必要なことがほとんど |
| サーバー側だけで動く仕組み | 不要な場合がある |
「サーバーに入れたのに誰も繋がらない」の原因はこれです。入れるMODを決める前に、参加者全員が同じ構成にできるかを確認してください。人によってはPCの性能やゲームの導入形態の都合で、同じ構成にできないことがあります。
②メモリが大きく増える
MODはメモリの消費を大きく増やします。
| 構成 | 傾向 |
|---|---|
| バニラ(MODなし) | 基準 |
| MODを少数 | 増える |
| MODを多数 | 大きく増える |
| 大規模な構成のMODセット | 数倍になることがある |
導入前に、プランを上げられるかどうかを確認してください。MODを入れてから「メモリが足りない、プランも変更できない」となると、構成を諦めるかサーバーを作り直すことになります。プラン変更の条件(停止の要否、データ移行の有無)は事前に確認しておいてください。
③バックアップ
MODの導入は失敗する前提で準備してください。
| バックアップするもの | 理由 |
|---|---|
| ワールドデータ | MODが原因で壊れることがある |
| サーバーの設定ファイル | 元の状態に戻すため |
| 導入前のサーバーファイル一式 | 確実に戻せる |
MODを入れたあとにワールドを開くと、そのMOD前提のデータに書き換わることがあります。あとからMODを外すと、ワールドが壊れたり一部が失われたりする場合があります。導入前のバックアップは必須です。
手順1:バージョンを決める
ここがもっとも重要です。揃える必要があるのは3つです。
| # | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | マインクラフト本体のバージョン | 遊ぶバージョン |
| 2 | MODを動かす仕組みのバージョン | 本体に対応したもの |
| 3 | 各MODの対応バージョン | すべて揃える必要がある |
使いたいMODが対応しているバージョンから逆算して決めてください。「最新版で遊びたい」と考えても、MODが最新版に対応していないことはよくあります。先に本体のバージョンを決めてしまうと、入れたいMODが使えないという結果になります。
複数のMODを入れる場合、全部が同じバージョンに対応しているかを確認してください。1つだけ対応バージョンが違うと、そのMODのために全体のバージョンを下げるか、そのMODを諦めるかの判断になります。
手順2:サーバー側に導入する
大まかな流れです。
- サーバーを停止する
- ワールドデータとサーバーファイルをバックアップする
- MODを動かす仕組みを導入する
- MODのファイルを所定の場所に配置する
- メモリの割り当てを見直す
- サーバーを起動する
- 起動ログを確認する
- 実際に接続して動作を確認する
⑦の起動ログは必ず確認してください。起動しない場合、その理由がログに出ています。バージョンの不一致なのか、MOD同士の競合なのか、ファイルの配置場所が違うのかが分かります。
MODは一度に全部入れず、少しずつ追加して起動を確認するほうが、原因の特定が楽になります。10個まとめて入れて起動しなかった場合、どれが原因かを探すことになります。
手順3:参加者側の準備
サーバー側が動いても、参加者側が揃っていないと遊べません。| 共有すること | 内容 |
|---|---|
| マインクラフト本体のバージョン | 全員同じにする |
| MODを動かす仕組みのバージョン | 全員同じにする |
| MODの一覧とバージョン | 1つでも違うと繋がらないことがある |
| 導入手順 | 慣れていない人向けに |
「誰か1人だけ繋がらない」場合、その人のMOD構成がずれていることがほとんどです。バージョンまで含めて一覧を共有してください。
つまずいたときの切り分け
| 症状 | 主な原因 |
|---|---|
| サーバーが起動しない | バージョンの不一致、MOD同士の競合 |
| 起動するが途中で落ちる | メモリ不足 |
| 接続できない(全員) | ポート、ファイアウォール、サーバー停止 |
| 接続できない(一部の人だけ) | その人のMOD構成のずれ |
| 動作が極端に重い | メモリ不足、MODの負荷 |
| ワールドの一部がおかしい | MODの変更や削除による不整合 |
「起動しない」ならログを見る、「途中で落ちる」ならメモリを疑う、「一部の人だけ繋がらない」ならその人の構成を確認する。この切り分けで大半は特定できます。
運用で必要になること
MODを入れると、運用の手間も増えます。| 作業 | 頻度 |
|---|---|
| ワールドデータのバックアップ | 定期的に |
| MODの更新と動作確認 | 更新が出たとき |
| OSとパッケージの更新 | 継続的に |
| メモリの使用状況の確認 | 定期的に |
| 参加者への構成の周知 | 変更したとき |
MODを更新するときは、参加者全員も同時に更新する必要があります。サーバー側だけ更新すると、更新していない人が繋がらなくなります。更新するタイミングは事前に周知してください。
また、MODの更新が止まることもあります。本体のバージョンが上がったのに対応するMODが更新されない場合、そのMODを使い続けるにはバージョンを上げられません。長く続けるサーバーでは、この点も考慮に入れてください。
まとめ
MOD導入でもっとも多い失敗はバージョンの不一致です。本体・MODを動かす仕組み・個々のMOD、この3つを揃える必要があります。
使いたいMODが対応しているバージョンから逆算して決めてください。先に本体のバージョンを決めると、入れたいMODが使えないという結果になります。
参加者側にも同じMODが必要です。サーバーに入れただけでは繋がりません。入れるMODを決める前に、参加者全員が同じ構成にできるかを確認してください。
メモリは大きく増えます。導入前に、プランを上げられるかどうかを確認しておいてください。
導入前のバックアップは必須です。MODを入れたあとのワールドは、そのMOD前提のデータに書き換わることがあり、あとから外すと壊れる場合があります。
MODは少しずつ追加して起動を確認するほうが、原因の特定が楽になります。
切り分けの目安:「起動しない」ならログとバージョン、「途中で落ちる」ならメモリ、「一部の人だけ繋がらない」ならその人の構成。
マイクラサーバーの立て方はマイクラサーバーの立て方、サーバー選びはマイクラ向けサーバー比較、ゲーム向けサービスはXServer for Gameの記事をご覧ください。