「独自ドメインが永久無料」という特典は、条件が細かく分かれています。契約期間、対象となるドメインの種類、もらえる個数、そしてサーバーを解約したときにどうなるか。ここを確認せずに選ぶと、思っていた特典が受けられなかったり、乗り換えのときに困ったりします。ここでは条件を整理し、実際にいくらの差になるかを確認済みの数値で示します。比較の全体像は比較ピラーをご覧ください。

✓先に結論:用途で決まる
無料ドメイン特典で確認すべき点こんな人
  • 契約期間の条件(何ヶ月以上で対象か)
  • 対象となるドメインの種類
  • サーバー解約後の扱い
特典より優先度が高い項目こんな人
  • 転送量の上限
  • 自動バックアップの復元費用
  • 3年総額そのもの
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エックスサーバーの条件

公式に確認できている内容です。

契約期間無料になるドメイン
3ヶ月・6ヶ月対象外
12ヶ月以上1つ
24ヶ月以上2つ

出典:エックスサーバー公式の独自ドメイン永久無料特典ページ(2026年9月3日確認)。

「永久無料」とは、サーバー契約が続いている間は更新料もかからないという意味です。1年目だけ無料という形式ではありません。

3ヶ月・6ヶ月契約は特典の対象外です。これらの短期契約は月額の割引も対象外で、3ヶ月1,320円・6ヶ月1,210円と、12ヶ月契約(990円)より高くなります。短期契約は特典の面でも料金の面でも不利という構造です。

いくら得になるか

独自ドメインの更新料は種類によって変わります。

ドメインの種類更新料の目安(年)
.com / .net1,500〜2,000円程度
.org / .info1,500〜2,500円程度
.jp3,000〜4,000円程度
.co.jp3,000〜5,000円程度

各社の一般的な価格帯です。実際の金額は取得先と時期によって変わるため、契約前にご確認ください。

3年で見ると、1つあたり4,500〜12,000円程度の差になります。24ヶ月以上の契約で2つ無料になる場合は、その倍です。

ただし、これが決め手になるほど大きい差ではありません。サーバー本体の3年総額が24,000円前後であることを考えると、判断材料の一つという位置づけが適切です。転送量やバックアップの条件のほうが、運用への影響は大きくなります。

確認すべき4項目

「無料ドメイン付き」という表記だけでは判断できません。
#確認項目見るポイント
1契約期間の条件何ヶ月以上で対象か
2対象のドメイン種類取りたい文字列が対象TLDか
3もらえる個数1つか、条件付きで2つか
4解約後の扱いサーバーをやめたらどうなるか

②対象のドメイン種類

すべての種類が対象になるわけではありません。

一般的に .com や .net は対象に含まれることが多い一方、取得費用の高い種類(.jpなど)はプランによって対象が変わることがあります。エックスサーバーでは、上位プランで対象範囲が広がる形になっています。

取りたいドメインの種類が決まっているなら、申込前に対象かどうかを公式の案内で確認してください。

④解約後の扱い

ここがもっとも重要です。

永久無料特典はサーバー契約とセットの仕組みです。サーバーを解約すると特典の対象から外れ、ドメインを維持するには通常の更新料が必要になるか、使えなくなります。

「あとで他社に乗り換えればいい」と考えている場合、この点を先に確認してください。乗り換え時にドメインを移管できるか、移管の条件は何か、費用はかかるかによって、実際の負担が変わります。ドメインを失うと同じURLでサイトを再開できません。

11/4(水)17:00まで
エックスサーバー スタンダード 月693円〜(36ヶ月契約・総額24,948円)
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総額で見る

無料ドメイン特典を含めて、3年の負担を出します。

サービス・プランサーバー3年総額初期費用無料ドメインドメイン代を含めた3年総額
ロリポップ! ライト11,880円0円なし17,043円
ロリポップ! スタンダード21,780円0円なし26,943円
ConoHa WING ベーシック24,408円0円2つ(WINGパック・契約中は更新料も無料)24,408円
ロリポップ! ハイスピード23,760円0円2つ(12ヶ月以上かつ自動更新設定)23,760円
エックスサーバー スタンダード24,948円0円12ヶ月以上で1つ、24ヶ月以上で2つ24,948円

出典:各社公式サイトの料金ページ(2026年9月5日確認・税込)。36ヶ月契約の場合。エックスサーバーは2026年11月4日17:00まで、ConoHa WINGは2026年10月22日16:00までのキャンペーン価格。ドメイン代込みの総額は、無料特典がないプランに .com を1つ(XServerドメインの更新料 年1,721円)を3年ぶん加算して算出しています。

エックスサーバーは最安ではありません。ただし無料ドメイン特典のないロリポップ!スタンダード(21,780円)は、ドメイン代を足すと26,943円になり、エックスサーバーより高くなります。表示価格の順位が、ドメイン代を入れると入れ替わる例です。

総額を出すときは、ドメイン代を含めてください。サーバー代だけを比べると、ドメインが有料のサービスが安く見えます。3年で5,000円前後の差はここで生じます。

無料ドメインを使うときの注意

特典で取得したドメインを扱ううえでの注意点です。

注意点内容
ドメイン名は慎重に決めるあとから変更できない
更新の管理サーバー契約が切れると影響が出る
解約時の扱い手放すと第三者が取得できる
2つ目の使い道サブドメインで足りることもある

ドメイン名は取り直しがききません。サイトのURLはあとから変えると、それまでの検索評価も外部リンクも失われます。焦って決めず、長く使える名前にしてください。

2つ目のドメインについては、本当に必要か検討してください。用途を分けたいだけなら、サブドメイン(blog.example.com など)で足りることがよくあります。サブドメインは無制限に作れて追加費用もかかりません。詳細はドメインは何個までにまとめています。

サーバーパネルのドメイン設定画面
サーバーパネルの「ドメイン設定」。追加したドメインごとに設定状況・SSL・PHPバージョンが並ぶ(2026年10月9日撮影。ドメイン名などはぼかしています)。

判断の目安

状況考え方
長く続ける予定がある特典を活かせる(24ヶ月以上で2つ)
試しに始めたい短期契約は特典対象外。判断を分けて考える
取りたいドメインが決まっている対象TLDかを先に確認
乗り換えの可能性がある解約後の扱いを先に確認
複数サイトを作る予定サブドメインで足りないか検討

まとめ

無料ドメイン特典は4つの条件を確認してから判断してください。①契約期間の条件、②対象となるドメインの種類、③もらえる個数、④サーバー解約後の扱い。

エックスサーバーは12ヶ月以上で1つ、24ヶ月以上で2つが対象です。3ヶ月・6ヶ月契約は特典も月額割引も対象外になります。

金額にすると3年で1つあたり4,500〜12,000円程度。サーバー本体の3年総額が24,000円前後であることを考えると、判断材料の一つという位置づけが適切です。

もっとも注意すべきは解約後の扱いです。永久無料はサーバー契約とセットの仕組みのため、乗り換えを考えているなら移管の条件を先に確認してください。

ドメイン名は取り直しがききません。無料だからと急いで決めず、長く使える名前にしてください。

2つ目のドメインは、サブドメインで足りることがよくあります。サブドメインは無制限・追加費用なしです。

特典の詳細な条件は無料ドメイン特典の記事、ドメインの基本はドメインピラー、各社の総額比較は個人向けサーバー比較をご覧ください。